『武器では地球を救えない エスペラント語を作ったザメンホフの物語』和田 登・著 高田 勲・画
「エスペラント語」というのがあることは知っていたけど、
どんな人が作ったとか、どんな言葉とか、知りませんでした。
ザメンホフは、ユダヤ人として迫害を受け、
シオニズム運動が高まる中で、話し合うこと、その前提としての
コミュニケーションを充分にする必要があると考え、
世界語=エスペラント語を考え出しました。
人類全体の幸福を考え、
ユダヤ民族のために戦争のきっかけをつくることはしたくない。
と思ったザメンホフにはとても共感しました。
今でも、「言葉の壁」はありますが、
ザメンホフの暮らしでは、同じところに住んでいる人同志でも
言葉が異なっていて、
そのために、子どものいじめや大人同士でもケンカが、
そして殺し合いまで起きていたというのには
驚きました。
エスペラントとは希望している人という意味だそうです。
今でも、戦争はなくなっていないし、
日本にも基地があって、軍隊があって、いつでも戦争ができるようになっています。
「戦争のきっかけをつくる」ことはしたくないという、
世界平和のための「希望」をザメンホフから受け継ぎたいと思います。