『イワンの馬鹿』レフ・トルストイ 北御門二郎・訳
タイトルだけは有名だけど、中身はさっぱりだった。
たぶん、タイトルだけみて読んでいなかったのだろう。
こんなすごい話だったとは、すばらしい本だとは思わなかったから。
もしかしたら、子ども心にはわからなかったのかもしれない、
働くようになって、初めてわかることなのかもしれない。
お金は労働の前に、無意味であると言うこと。
誰にでもわかりやすくこの絵本は語ります。
誰かが、畑を耕し、魚を釣り、家畜を育てなければ
お金だけあっても何も得ることはできない。
頭を使うこと、それがなんの役に立つのか、と
この本は問い掛けます。
馬鹿のイワンというけれど、こんなに馬鹿になれる人はいない。
そうして、馬鹿であることによって、世界は平和になれるという可能性をこの本は教えてくれます。
日本国憲法9条が目指したのは、こういう世界だったのではないか
と思いました。
『ただいま授業中 会社法がよくわかる講座』佐藤孝幸
会社法改正で、なんだかよくわからなくなってしまった会社のしくみ、
もともとよくわからなかった、分割、合併なんかが
イラストつきで、とってもわかりやすく解説されています。
私はこれで、株式交換と株式移転の仕組みがわかりました。
とりあえず、これを読めば会社法の入り口はOKです。
ビジネスパーソンにも学生にも
まずは一冊、とってもお勧めの本です。
『昭和モダンの器たち』平凡社
「昭和三十年代」という時代に注目が集まってきている
ということで、
その年代に着目してみると
確かに昭和を通ってきた人ならば誰もが
懐かしさ、親しみを覚える家庭用食器、雑貨たち。
特にガラスの器は、少しぼってりして、
プレスガラスの模様が、とっても懐かしい。
うちにもこんなのあったな、と子供時代を懐かしく思い起こします。
クリーム地にクラッシックな花柄のふちの模様のお皿も
なんだか懐かしく、これでハンバーグとかオムライスを食べた
あの頃がとてもいい時代だったような気がしてきます。
確かに、今ではこんなプレスガラスの器もクリームボーダーのお皿も
店頭にはありませんよね。
ちょっと古い食器やさんめぐりとかして
マイ ノスタルジーを探してみたいな、と思いました。
『ポール・スミザーの自然流庭づくり』ポール・スミザー
おうちの庭づくりをする前に読みたい一冊。
もう、ステキなお庭がある方も、必見。
植物の高さを考えて奥行きを出したり、
花のシーズンを考えて植えてたり、
花の色と葉っぱの色との組み合わせ、取りあわせを考えたりして
作り上げていく庭は植物が生き生きとして、
見ている私にもとても居心地のよいものになる。
やせた土壌でもよいとか、日陰を好むかなどのほか、
手入れの方法もわかりやすく書かれている。
私は、花の終わった球根の葉は、
切ってはいけなかったことを学んだ。
随所にあるイギリス人らしいユーモアが、
ガーデニングブックにしては、なんとも楽しい。
オールカラーで、見て楽しく、勉強になって
読み物としても楽しいかなりオススメな一冊。