『建築紛争』五十嵐敬喜・小川明雄・著
サブタイトルは行政・司法の崩壊現場
姉歯氏の耐震強度偽装事件以来、
建築にすこし興味を持つようになりました。
建築関係は、なんだか専門的なことが多くて
よくわからないことが多かったのですが、
そうして気づかないうちに日本の建築物は
かなり適当で危ないものが増えてきていたのですね。
本書はそうした日本の現状に警鐘を鳴らしています。
マンション等の建築物は、普通の人にとっては
一生モノの買い物だし、
建物はそこに暮らす人だけではなくて
地震等の災害のときには周辺の人たちへの脅威にもなります。
なのに監督すべき行政は、民間に丸投げ、責任も民間に丸投げ。
一部の人たちだけが暴利をむさぼって、
消費者や住民がすべての負担を背負わされているように感じます。
「美しい国」と聞こえのいい言葉で国民をごまかしつつ、
結局この国の環境を破壊してきたのは誰なのか、
自覚する必要があると思います。
そして、少し光のあたり始めた行政訴訟に
期待をかけたいと思います。