『こころと人生』河合隼雄
子ども、青年期、中年、老いと人生にそった
こころのありようについて語られた講演会の記録。
なので、とっても読みやすいです。
わかりやすいし。
青年期の私は、
「青年期の悩み」のところだけ読みました。
自由と無責任について、
アメリカなどに留学する日本人が、
自由と無責任とを履き違えて、
かって気ままにふるまってこまるといった
エピソードが載っていました。
確かに、自由に育てられた青年としては、
何が自由で、その結果責任をとるということがどういうことか
よくわからないままに自由に育ってしまった感があります。
でも、実際、育てる側も、自由に育てよと言われて育てつつ、
ここは責任をもて、と教えるのは難しかったのではないか
と思います。
両者は、一見して矛盾することもあるし、
多分にその人の価値観が反映されるからです。
大人の嘆きも受け止めつつ、
育っちゃった青年にも理解を示しつつ
カウンセラーとしてのありかたについて
書かれたところは、さすが、なるほど、と思いました。
『今日は死ぬにはいい日だ』木戸寛行・作 華丸・画
『無為の力』で河合隼雄さんが紹介をしていた、
『今日は死ぬのにもってこいの日』(ナンシー・ウッド著)を
以前紹介したのですが、
この本は、この「今日は・・・」の他
インディアン(本書はこの言葉を使いますが、以下ネイティブ)
の言葉と、作者の詩の入った絵本のようなかわいいイラストの本。
どんな暗い霧のなかにも
虹の道に通じる回り道がある
ナホバ族
という詩が気に入りました。
生活と文化と生き方、思想がひとつとなって息づく
ネイティブの暮らしに共感するのは
日本でもそういう暮らしがあったからだと思います。
少しでも、自然や宇宙との一体感を感じつつ、
生を送りたいと思うのですが・・・。
「生きている間に、よく生きろ」
アパッチ族
『シンプルで贅沢が心地いい。』パトリス・ジュリアン
モロッコ旅日記みたいです。
パトリスさんが、歩くモロッコの町並みやお店
泊まったところのえもいわれぬ雰囲気、
それから、モロッコのごちそう!!
モロッコといえば、ミントティ。
本場の飲んでみたいですね。
食べ物もとってもモロッコらしい。
一番惹かれたのは、布使いかな。
布ももってもステキなのですが、
部屋での布の用い方がステキ。
湿気の多い日本では、紙の障子や襖を使うように
モロッコでは布なんだな、、と思いました。
パトリスさんのコメントも合わせて、とてもおしゃれな本です。
無為の力』河合隼雄 谷川浩司 著
棋士の谷川さんと河合隼雄さんの対談形式の本です。
一流同志の話には通じるものがあるといいますが、
全然畑の違う二人ゆえに、非常に興味深い対談になっています。
夢を持っている人、頑張っている人、少し力の入っている人に
読んでもらいたい本です。
『笑いの力』河合隼雄 養老猛司 筒井康隆
お笑いブームに乗って
若手芸人大好きです。
笑いってすごい力があるなーって感じてました。
そこで『笑いの力』。
メンバーがメンバーだけに真面目に笑いの話しなのですが、
エッセー風にさらりと読めて、
笑いもいろいろだし、
文化とか宗教とかそんなとこにも繋がったりするけど、
やっぱり笑うのって健康にも人生にもいいんだな、
と思う本でした。